オーストラリアでは留学生を受け入れるELICOSという英語研修コースがあり、海外からの学生達が数多く学んでいます。
英語学校は大きく分けると3つに分かれます。
大学に付属する語学学校、私立系の専門学校やTAFEに付属されてる語学学校、私立系の英語学校になります。
入学条件は学力に関係なく、全く英語ができなくても可能です。一般的に高卒以上で、授業料を支払う能力があればほとんど問題なく入学ができます。どの学校も読み・書き・聞き取り等を中心の会話を基本にカリキュラムが組まれ、学生は到着後に簡単なテストを受け、能力に適したクラスで勉強します。定期的に試験を受け、上達にあわせ進級していきます。授業時間は週20時間から25時間の授業で構成されています。授業開校日は月に1,2回ですが毎週月曜日開始も可能なところもあります。
オーストラリアの専門学校は公立の専門学校TAFEと私立系の専門学校の2種類に分かれます。入学条件はオーストラリアの学生と専門分野を学ぶため、授業が問題なく受けられるだけの英語力が必要です。
英語力を証明するものとして、TOEFL500点以上かIELTS 5.5ポイント以上が要求されます。授業開始日は2学期制で1月、7月が通常開始日ですが私立系の専門学校だと1ヶ月〜3ヶ月おきに開講する学校もあります。
*TAFE:通称テーフと呼び、Technical and Further Education略
公立の専門学校に職業に直結した専門知識と技術訓練の教育を行います。TAFEで取得した修了証はオーストラリア国内のどこでも有効で、高い評価を受けています。
オーストラリアの大学は現在約40校の大学があり、私立校2校を除いては公立です。教育レベルは一定基準以上の質の高さをもっています。
一般的にコースは3年間です。
入学条件は日本の高校を卒業してすぐに大学に進学するのは困難です。ふつう日本人の場合、現地の語学学校の進学準備コースや大学付属に学士課程進学のための予備コース(ファンデーション)で約1年間勉強して進学します。また、大学の授業についていけるだけの英語力は必要条件で、TOEFLで550点以上、IELTSは6ポイント以上が必要です。そのほか、経済力や本人や両親のなどの学費・諸経費・滞在中の生活費や往復の旅費を負担する資金があることの証明や、医師の英文の健康診断書が必要になります。
授業開始日は2学期制で1月と7月です。
ELICOS(政府公認の英語学校)
ELICOS:English Language Intensive Course
for Overseas Studentsの略。
政府公認の英語学校であり、オーストラリア政府の運営基準に満たしている優良校なので、まず問題ありません。オーストラリア政府に留学生受け入れ校として登録していて設備や教師陣の資格、授業内容・一クラスの学生数等、政府の指定する基準を満たしてものです。ほとんどの英語学校で初級から上級まで英語が学ぶことができます。
TOEFL
TOEFL:Test of English
as a Foreign Languageの略。
英語を母国語としない外国人が、アメリカの大学や大学院、専門学校に入学して授業を受けるだけの総合的な英語力があるかどうかをみるためのテストです。オーストラリアでも英語能力試験として要求する学校も多い。テストは。リーディング、ライティング、リスニング、ストラクチャー(間違い探し、空欄埋める問題)になります。
web:http://www.toefl.org/
IELTS
ILETS:International Language
TestingServiceの略。
英語を母国語としない人を対象した英語力のテスト。イギリス・オーストラリアなどのカレッジや大学進学希望者を対象した英語力判定のテストです。
テストはリーディング、ライティング(エッセー)、リスニング、スピーキングに分かれます。リーディングとライティングはAcademic(専門的な問題)とGeneral
Training(日常的に使用する英語問題)とに分かれます。大学、大学院はAcademicで高校や専門学校(コースによる)を進学希望する学生はGeneral
Trainingを選びます。スコアはBand制で0〜9.0ポイントまでです。
web:http://www.ielts.org/
進学に必要なTOEFL/IELTSスコアの比較
レベル
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TOEFL
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IELTS
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実用英語検定
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大学院
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600点以上
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6.5ポイント以上
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1級以上
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大学
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550点以上
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6.5ポイント以上
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準1級以上
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専門学校
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500点以上
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5.5ポイント以上
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準1級以上
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短大
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500点以上
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5.5ポイント以上
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準1級以上
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