私は昨年の8月から今年の2月までの6ヶ月間、セントマークスシティに通い、その間に次に何を英語で学びたいのかと色々と考えていました。昔から美容師になりたいと思っていたのですが、アトピーがあることで、美容師は無理なのではという親の意見もあり、他に興味があるコンピューターグラフィックなどのパソコン関係の道なども考えていました。しかし、やはり美容師は無理でも美容関係の方に一番興味があることは自分でも分かっていて、メイクやビューティーセラピーの学校などもずっと考えていました。そんな中で、友人から、ボンダイジャンクションにメイクとヘアアレンジが一緒に学べる学校があるということを聞き、さっそくインターネットで調べて、学校に見学を行ってみてコース内容などを詳しく聞きました。
※2013年3月現在シドニー シティセントラルへ移転しました。
The Make-up Techniciansはボンダイジャンクション駅からすぐの小さめな学校です。毎年、Certificate
IVのコースは1月、2月、3月、そして7月に始まり、1年間で、メイクを中心にヘアアレンジの仕方も学び、最終的にはプロフェッショナルなメイクアップ(&ヘア)アーティストになるためのコースです。Certificate
IVを受講し終わった人で更に学びたい人のために、もう1年のDiplomaコースもあります。入学にあたって英語のスキルを証明するIELTsなどは一切必要ありません。各クラスには20名前後の生徒がいます。クラスによりますが、8〜9割がオーストラリア人です。私のクラスには私を含め日本人が2人いますが、他のクラスはアジア人が全くいないクラスもあり、英語環境は抜群です。クラスメートは全体に20代前後が多く、にぎやかな雰囲気で毎回楽しく過ごしています。
クラスは週に3日で、私のクラスは、月・火が9時30〜4時30、水が9時30〜1時30ですが、1年で200時間のワークエクスペリエンスをやることになります。これは学校が常時ショートフィルムやフェイスペインティング、写真撮影、テレビや劇場などの仕事を用意して、好きなのを選んでやるというシステムです。
学校の先生は、今もプロとして現場で働いている先生ばかりで、とても熱心に教えてくれます。学校のスタッフも、質問や相談がある時にはしっかり話を聞いてくれて、アドバイスもしてくれて、全体にプロのメイクアップアーティストを育てるという意識が強い学校だと思います。 |
マスク |
授業は、講義はほとんどなく実践ばかりなので難しいことはほとんどないです。メイクもヘアも大抵、先生が最初にデモンストレーションをして、その後に、クラスメートとお互いに練習するといったかたちです。
メイクの内容は、メイクアップの衛生面についてから始まり、基礎的なファンデーション・アイシャドウ・チークなどのやり方、カラーや照明との関係についてや、雑誌・広告などの写真撮影用メイク(High
Fashionメイクも)、映画やテレビなどで使われる特殊メイク(火傷・アザ、切り傷など)、テレビ・映画・劇場用のメイク(Aging−しわなどを作って老けさせる・バレエなども含む)、Cat
Walk(ファッションショー)やビーチ撮影用のメイク、Drag
Queen(ゲイの人、特にショー向け)、ブライダル、ファンタジー、クレオパトラ、歌舞伎、Cats(ミュージカル)、Body
Art、Tattoo、ピエロ、仮面・ヒゲ作りなど、とにかく全てのメイクの分野を網羅するコース内容となっています。 |
キャッツ |
ファッション |
|
ミュージックビデオ |
ヘアに関しては、これも衛生面の説明から、適切なヘアプロダクトの選び方、ホットローラーのセットの仕方、ブライダルやパーティなどのアップスタイル、ブロードライ、ブレーズ(三つ編みを含め他の種類の編み方)、GHDカーラーを使って作るカーリーヘアスタイルなど、色々なヘアアレンジが学べます。(美容師のようなヘアカット・カラー・シャンプーなどはしません。)
コースは4学期制で、毎回学期の終了日に簡単な筆記テストとメイクのテストがあり、学期の最初にもらう大きな課題の提出日もこの日です。宿題などはあまりだされませんが、課題の問題が沢山あるので、少し大変です。学期終了毎に2週間の休みがあります。
学期に一度ずつ、写真撮影日があります。自分でモデルを探し、メイク・ヘア・服装・アクセサリーなども全て自分で考えてやる日なので、毎回楽しみでもあり、ドキドキもし、撮影中は自分がカメラマンのすぐそばにスタンバイし、細かなところを直したりして、プロ意識も高まります。この写真はもちろん貰えて、自分の作品としてすばらしい証になります。
2学期中にはブライダルメイクのテストがあって、ブライダル用のCertificateが貰えました。ヘアもブライダル用のアップスタイルを学ぶので、ブライダルのヘア&メイクアップアーティストとして本格的に働けるようになります。
|
この学校に入ってから、ワークエクスペリエンスを通して、色んな現場の人たちと一緒に仕事をすることができ、それは普段の生活にはなかった全く新しい物であり、どれもとても興味深いすばらしい経験になっています。現在3学期目を終えた私は、どの分野のメイクも好きですが、特にヘアアレンジをとても楽しんでやっているので、今度ブライダルの仕事をやってみる予定です。最近では、3学期中に作った仮面やフェザーマスクの展示会を終了日に行い、他のクラスの先生や生徒が審査をして、総合で3位に選ばれるということがあり、とてもうれしかったです。学校のヘアの先生から紹介された美容院でのアルバイトも決まり、好きな事としても、英語環境での経験としても楽しく頑張っていく予定です。残りの学期も色々な経験をしていき、今後に繋げていこうと思います。
岡田 明子
|
ブライダル修了証 |
|
|
|
|
■The Make-up Techniciansのサイトはこちら |
St.Marks International College及びThe Make-up Techniciansについてのお問い合わせ及びお申込みは、Hiko留学ネットドットコムまで |
|
お問い合わせ・お見積り・お申し込みはHiko留学ネットドットコムまでお気軽にご相談下さい。 |
|
|